尾瀬にいる危険な野生動物たち
最も危険度が高く、毎年100件前後の目撃情報があるツキノワグマ。
シーズン中に多い年で170余り、少ない年でも60ほどの目撃件数がありますが、基本的には動物の方から逃げるので、ほとんど心配はありません。
件数は「目撃件数」です。近距離で「遭遇した」数ではありません。誤解の無いように。
春秋朝夜は特に気をつけて

毎年100件前後の目撃情報があるツキノワグマ©尾瀬保護財団
春は冬眠から目覚め、空腹を満たすために木や草の新芽やタケノコを、秋は冬眠に供えてドングリや果実を、朝目覚めて、夜寝る前に。
空腹を満たす捕食行動中のツキノワグマは「食べる事に夢中でツイ」人間への警戒を忘れてしまうのだそうです。
そんな時に突然の遭遇にビックリしているのはクマも同じ。
クマ避けに「鈴やラジオをつけて歩く」のは、夢中のクマへ存在を知らせてあげる意味で正解です。(個人的には五月蝿くてキライです。)
尾瀬では、「尾瀬国立公園ツキノワグマ対策協議会」が組織され、互いに気づけるように出没が想定される場所、人が頻繁に往来する場所の周辺の木道などは1~5m幅でササ・ヨシを刈り払い、不用意な遭遇を減らす工夫を実施しています。
目撃したら・出会ってしまったら

熊対策の為に周囲を刈り取り©尾瀬保護財団
「死んだフリ」も有効かも知れません。
かなり遠くに見えたとしても、ビックリしているのはクマも同じ。
荷物をその場へ置き、クマの方を向きながらゆっくり後ろずさりで静かにその場を離れてください。
大声だしたり、慌てて走ったりすると追いかけてきます。
万が一近寄ってきたり追いかけてきた場合、または至近距離で遭遇した時は頭を抱え、お腹を攻撃されないよう丸くなって、静かに立ち去るのを待つのが良策だそうです。(請け売りです。)
クマは執拗な攻撃はせず、一撃を食らわせたらサッサと逃げて行くそうです。
キモは冷静になること。
本当は、熊にとって死肉はごちそうです。出会いがしらでなければ、死んだフリ=静かにじっと伏せる のも有効という意味なのでお間違い無きように。
近年増えているイノシシの一撃も相当ヤバイ

CC BY-SA 3.0 Photo by GerardM
近年になって周辺の雑木林、特に特別保護区の南側・尾瀬戸倉林周辺でイノシシがかなり増えています。
ツキノワグマほどの恐怖感はないものの、文字通り猪突猛進の一撃を受けたなら生命にも係わりかねません。
やっぱり冷静になって静かに荷物を置いて後ろずさり。
イノシシは1m位の壁なら飛び越えられるそうですが、基本的には段差が苦手。5~60cm程度高い場所に上るだけで猪突猛進による攻撃はほぼ防げます。
神経質に心配する必要はありません。
現地ではツキノワグマが出没した、若しくは出没しそうな時には、要所に警鐘を促すパンフレットが設置されたり、クマ除けの鐘が設置されたり、何らかの対策が講じられます。
「そんな危険もある。」と知っていれば、いろんな意味でも危険な「暗い深夜早朝の単独行」は出来ませんよね。
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