自然環境を守る努力を続けてきた尾瀬。あれ以来、気になるアレは…

自然環境を守る努力を続けてきた尾瀬。
2011年3月11日に発生した三陸沖を震源にとした国内観測史上最大の地震にも、直接的な被害は殆どありませんでした。
目に見えない「アレ」はどの程度なのか。もたらされた被害や影響はどうなのか…

夏がくれば思い出す~遥かな尾瀬へハイキングに出かけましょ♪

尾瀬ハイキングマニュアル

背景画像:尾瀬沼越しの燧ヶ岳(朝)

あれ以来、気になるあの事

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あの事故以来、社会悪の権化のようにマスコミで叩かれている東京電力。
利益にならない尾瀬という場所・自然を守り続けることが「企業の社会的責任」というすばらしい理念を持つ会社なのに…

群馬県自然環境課尾瀬保全推進室発表(2011年5月30日)

群馬県ウェブサイト

群馬県のホームページで公表されている通り、尾瀬国立公園内等の放射線量は、文部科学省が示した学校の放射線量暫定基準値の12分の1以下でした。
数値的には、自然界で普通に計測される程度の線量と変わりありませんので、全く心配はありません。安心してお出かけください。

自然の中ですから場所や計測方法、時期などにより濃淡は出るでしょう。行政は信じられないだとか、何処そこは地形的にどうしたとか、濃縮されるだとか・・・素人がウワサや感覚に流され、如何にももっともらしく語るのはナンセンス。
正しく数値を認識した上で、その上でなお心情的に気になるのであれば、それは個人の問題なので止むを得ませんけれど。

それでも気になるなら

風評被害

結果として2011年の尾瀬来訪者数は25%前後減少しました。
2013年は元の30万人強へ戻ったところからも、風評というより「何となく気が向かない・・・」「来年以降に様子を見て・・・」程度のものだったようです。(但し、観光周遊型のパックツアーは激減したままだとか。)
風評による甚大な被害・損害も無く、関係者はもちろん、ハイカーの皆さんも案外冷静に判断されているのだとひと安心。
県や村を中心に「問題ない」事をアピールしたいのでしょうけれど、逆に負のイメージにもなり兼ねず、難しいところですよね。

気になる「アレ」について まとめ
  • 尾瀬の放射線量は自然界で一般に計測される程度である。
  • 来訪者数は一時激減したが、放射線量の公表後には回復。
  • 甚大や風評被害も無く、関連する倒産や廃業は見受けられない。
  • 東京電力は現在の自然環境・安全について管理を続けている。
  • 週末の来訪者は減、平日のハイカーは増える傾向にある。(これは事故とは無縁かと思われ)

ハイクの服装・持ち物

イメージは東京より「15℃」寒く「10℃」涼しい感じ。