檜枝岐村では放射線数値を毎日計測して公開しています。

震災の年こそ心理的な理由での出控えが影響したものの、実際の数値公表で来訪者数は回復。
檜枝岐村では現在も毎日放射線数値を計測してホームページで公開しています。

夏がくれば思い出す~遥かな尾瀬へハイキングに出かけましょ♪

尾瀬ハイキングマニュアル

背景画像:朝焼けの燧ヶ岳と朝靄煙る早朝(6月初頃)

全くの正常値

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放射能汚染の元凶・福島原発からは西南西方向、直線距離にしておよそ150km離れていて、当初からほぼ影響はなく、数値的には正常値。

直線距離150kmは水戸市や宇都宮市と同等。方角的にも影響が甚大な北~北西方向とは随分違います。

空気中の放射線測定値を日々更新

尾瀬内4箇所で毎日放射線を測定©檜枝岐村

尾瀬の北側およそ1/3(尾瀬沼・燧ヶ岳・見晴以北)が属す福島県南会津郡檜枝岐村では、より安心して尾瀬を楽しめるよう空気中の放射線測定値を図の4箇所で毎日測定、公開しています。(図にない1~3は檜枝岐村内)

檜枝岐村~尾瀬国立公園放射線測定情報

数値は概ね[0.03~0.07μSv/h(マイクロシーベルト/時)]。

って言われてもピンと来ないですよねww。日本の場合自然界から受ける放射線は多少の違いはありますが全国的に概ねこの範囲。場合によっては尾瀬よりお住まいの地域の方が高いかも~

全国の放射能情報一覧

よく聞く「セシウム144」は一般にBq(ベクレル)という単位を用いますが、おおよそ100Bqが1μSvにあたります。
1μSvは1000倍が1mSv(ミリシーベルト)、さらに1000倍が1Sv(シーベルト)。日本人の医療被ばくが2.25mSv/年なのに比べると、0.07μSv/hは0.07×24時間×365日=0.613mSv/年になりますので問題外の値ということです。

現在は回復した来訪者数(2016年調べ)

東日本大震災の平成23年シーズン当初は数値の公表が遅れたこともあって来訪者数は大幅減。データの公表により誤認や心理的な出控えもなくなり、翌年以降は回復しています。

平成27年 平成26年 平成25年 平成24年 平成23年 平成22年
326,100 315,400 344,200 324,900 281,300 347,000

尾瀬の年間来訪者数(単位:人 尾瀬保護財団活動報告より)

シーズン・見所