尾瀬へのアクセス かつてのメイン、今は閑散とした入山口・富士見下

およそ東西12km・南北9kmの尾瀬国立公園。その一帯を歩くハイキングの歩行路総延長は100km以上あります。
広大な尾瀬の何処を歩きたい・何を見たいのかによって入山口・アクセスは違ってきます。
かつてのメイン、今は閑散とした入山口・富士見下へのアクセスなどについて

夏がくれば思い出す~遥かな尾瀬へハイキングに出かけましょ♪

尾瀬国立公園ナチュラルパークハイキングマニュアル

背景画像:天上の楽園・アヤメ平の秋(10月中頃)

富士見下へのアクセス

このエントリーをはてなブックマークに追加

かつては尾瀬のメインスポットだったアヤメ平・富士見峠への入山口・富士見下。
近年は利用するハイカーはとても少なく、静かな静かなハイキング

静かな静かな「天上の楽園」への入り口

アヤメ平へ向かうハイク中に何人の人に出会うか

アヤメ平へ向かうハイク中に何人の人に出会うか…

群馬県側・尾瀬南にある入山口・富士見下。夏が来れば思い出す~♪の歌とともに大ブームとなった昭和24年~30年代、尾瀬への入山はココ富士見下がメインで、アヤメ平が尾瀬のメインスポットでした。

まるで湿原が空中に浮かんでいるかのようにも見えることから「天上の楽園」と称されるアヤメ平へも、今では鳩待峠からの方が行きやすいこともあり、マニアックなハイカー、またはこのルートを愛して止まないリピーターしか利用しない入山口です。

私は富士見下を利用したことがありません。
富士見峠・アヤメ平へ行く時も、交通の利便と入山口の休憩所で飲食他の調達が可能な鳩待峠から周ります。
また、富士見下を利用すると日帰りでも山小屋に泊まって2日歩く時もコース的にロスが多くなる、または行きたい場所を訪れるには富士見峠へは行けないことも理由です。
決して悪意をもって富士見下入山口を否定している訳ではありませんし、「富士見峠まで比較的長く単調なコース」は某山小屋のオーナーの請売り。

ちなみに、アヤメ平に「アヤメ」は咲きませんよ。

富士見下まで電車・バスを利用

上越新幹線「上毛高原駅」・JR上越線「沼田駅」から路線バス

上毛高原駅
上越新幹線

関越交通バス
110分・2,450円

戸倉

バス連絡所
(乗換え)

関越交通バス
10分・360円

富士見下

トイレのみ

沼田駅
JR上越線

関越交通バス
90分・2,100円

関越交通バスの路線バス。結構長時間です。

  • 路線バスの運行ダイヤ・運賃等は関越交通でご確認ください。
  • 戸倉⇔富士見下間は1日に3往復ほどしか運行がありません。
  • 上毛高原駅発着の路線バスは、本数が多くありません。関東からお越しの場合は「高崎駅」で上越線に乗り換える方が良い場合も。

ご利用の際はご自身で再度ご確認ください。

新宿から戸倉への高速バス

関越交通の高速路線バス

関越交通の高速路線バス。尾瀬行きは夜便もあり1日3往復が運行します。
戸倉で鳩待峠行行きへ乗換えですが、降りた場所からの乗車なので余計な心配をしないで良いのはイイですね。新宿発着片道3,700円

新宿 川越 戸倉 大清水
07:20 11:00 11:10
07:50 11:40 --
22:00 23:30 03:25 03:55
大清水 戸倉 川越 新宿
14:30 14:40 17:10 18:50
-- 15:10 17:55 19:05
15:30 15:40 18:10 19:20

夜行便の到着は早すぎる気がしますね・・・(戸倉発鳩待峠行きの始発は04:40)

富士見下は「駐車無料」♪

富士見下から富士見峠まで比較的長く単調なコースであること、人気の尾瀬ヶ原や尾瀬沼へ遠いこと、アヤメ平へも鳩待峠からの方が近いこと、などから富士見下を利用するハイカーは極めて少数なため、30台余りしか停められない駐車場しかありませんが無料!しかも混雑期でも先ず満車にはなりません。
富士見下入山口には休憩所や山小屋などの施設も無くトイレしかありません。飲料水や食料などの装備を整えてからお越しください。

駐車場・収容台数各駐車場案内

富士見下・30台 無料♪
尾瀬第一・280台  1,000円/日(二輪車無料)
尾瀬第二・250台  1,000円/日(二輪車無料)
尾瀬戸倉スキー場・900台 規制日有料 1,000円/日、
バス・マイクロバス:2,000円/日

通行規制はありませんので「入ってみて万一満車だったら戸倉へ」。