燧ヶ岳(ひうちだけ)登山は標準7時間
尾瀬ヶ原からも尾瀬沼からも良く見える、東北最高峰の山・燧ヶ岳。
4ツの登山ルートがありますが、どれも急斜面・ぬかるみ・沢越え・ガレ場など難易度が高かったり、迷い易いコースだったり。
いずれも登り標準4時間・下り標準3時間前後なので、ある程度の体力も必要になります。
4ツの登山ルート・登れるピークは 柴安嵓・俎板嵓・ミノブチ岳
燧ヶ岳へり登山ルートは4ツ。柴安嵓~俎板嵓は300m・20分:△登り・▼下り
燧ヶ岳の5ツのピークのうち、登頂できるピークは3山。それぞれの視界・景観をそれぞれが邪魔する形になるのが面白さの一つです。
また、日帰りで登頂を目指すなら、必然的に尾瀬外からの登山口・御池(または沼山峠)からという事になります。
温泉小屋からの登山ルート、見晴十字からの登山ルートは現在は閉鎖されています。
御池岳は約500年前の噴火で出来た溶岩ドームで地図上に名前の記載はありません。
また、赤ナグレ岳へは道がありません。無理矢理踏み込んで自然を壊さないように。
ハイキング気分で目指すなら、山小屋に泊まって翌朝一番からアタック。
燧ヶ岳、俎嵓から山頂の柴安嵓(By Qwert1234 CC-BY-SA 3.0 JP)
登山の経験が豊富な方なら、会津側からの入山口・御池(みいけ)、または沼山峠からのアプローチなら日帰りで登頂も可能です。
ハイキングの延長感覚で登頂を目指すなら、見晴十字近辺、または尾瀬沼近辺の山小屋へ1泊し、翌朝一番からアタックすることをおススメします。
登山口へ近いこと、食料や水分を十分に山小屋で調達できること、当日の天候を確認してから出発できること、小屋のオヤジに注意点などアドバイスがもらえること、上手く行けば山小屋で同じ目的の方と出会うやも知れません。
午前中に登頂、お昼は下山してランチタイム。
可能な限り登山ガイド、または準じる上級者と入山されることをお勧めします。
多く語らずとも「燧ヶ岳へ登りたい!」って考える方なら、ある程度の経験と技量はお持ちかと思います。しっかり計画・装備を整えてお楽しみください。
逆に、ご自身を含む同行者に1/250,000地形図を読むスキルが無いレベルなら、燧ヶ岳登山はあきらめるか、ガイド同行で行きましょう。
登山はあくまでも自己責任。天候や体調にも十分気をつけて。
ハイクの服装・持ち物
イメージは東京より「15℃」寒く「10℃」涼しい感じ。
- 季節を問わず最重要! ハイカーとしては常識ですが、尾瀬では改めて重要なので要チェック
- 必須アイテム 尾瀬ハイキングの基本的な服装・持ち物、数量などの目安
- 山小屋へ泊まるなら 旅館やホテルでは無いのでいくらか知っておく必要、必須な携行品など
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装備・持ち物 まとめ
服装・衣類・持ち物の
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